自動売買プログラムを導入しても稼げない理由

2022年9月5日

 FX経験のある方ならば一度は有料販売されている自動売買システムを見かけたりした事があると思います。 

その中には実際に稼働させた経験のある方ももちろんいると思う。

確かに、資産曲線も綺麗な右肩上がりでいかにも結果が出ているように見える自動売買プログラムを導入すれば簡単に楽して不労所得の柱を確立できそうな気になります。

しかし、現実はどうかというと、むしろ「稼げない」という結末で終わっている方が多いのです。

なぜなのでしょうか?

極端に言うと、感情を動かされるからです。

例えば、 自動売買プログラムの場合、一見トレード経験やスキルは関係なさそうに思えます。

しかし、自動売買であっても利用者は唯一「システムを動かすかor止めるか」の権限だけは持っています。

自動売買システムが日々稼働する中ドローダウンが進み、含み損や損失が膨らみ続ける中で運用成績の結果を信じて自動売買を稼働し続ける判断をする事は、よほどその自動売買の期待値を熟知している制作者でない限り容易な事ではありません。

仮に、最先端のAI技術によって構築された自動売買プログラムであったとしてもです。

現実的に口座の資金が減っていく状況を目の当たりにしたら感情を冷静に保ち続けながらシステムを信じて稼働させ続ける事は精神的に困難を極めます。

つまり、いくら「自動で簡単で、寝てても月間30%稼げます」といった自動売買システムであったとしてもそういった焦りや不安といった負の感情が影響し、ドローダウン中に稼働を止めたりなどで損失で終わったという方が多いのです。

結局、自動売買といえども「そのシステムをどのくらい信用出来るのか?」という、感情が影響する部分を外す事は出来ないのです。

そう考えるとこうしたサービスを活用したいと思うのであれば、裁量トレードでも勝てるスキルを磨くかor自分で作成して絶対信用できると思えるシステムを自ら運用するしかないと私は考えています。