ファンダメンタルズ分析の着眼点

2022年10月1日

ファンダメンタルズ分析といっても対象は非常に広範です。

まず最初に意識すべき事は「市場が今、何に注目し、何をテーマとしているか

市場のテーマを意識する事で見るべきファンダメンタルズ分析の対象はグッと狭まります。

この「何が市場のテーマとなっているのか」ですが、情報を集める方法は人それぞれです。

投資に役立つ旬の情報メディアといえば日経経済新聞を思い浮かべる人が多く、確かに役立つ情報もありますが、為替や投資という目線だけで記事が作られているわけではない為、「市場のテーマを知る」という目的からは離れてしまいます。

その点グローバルインフォ24などの為替専門ニュースは役立つ。

それ以外にもFXトレーダー向けに特化した情報配信会社はいくつかあり、こうしたニュースはFX会社に口座があると無料で読む事ができます。

GI24などは、1日数百本のニュースが配信される為、全てを精読するのは大変ですが、ヘッドラインをざっと眺め、そこでよく目にする単語や国名があればそれを今の市場のテーマだと考える事もできます。

また、海外の情報にも接する事も大切

主に為替市場を動かすのは主に欧米の投資家ですが、多くの欧米の投資家は日経など読んでいません。

彼らにとっての日経はファイナンシャルタイムズであり、ウォールストリートジャーナル、またブルームバーグやロイターもチェックしています。

同じ記事が掲載されても市場に与えるインパクトは日経と海外メディアでは大きく違うのです。

同じニュースでも日本だけのローカルメディアが報じたところで欧米の投資家は知る由もないが、メジャーメディアが報じれば周知され為替市場は反応する

日経がトレードの情報収集には役に立たないと言っているわけではないですが、為替市場の公用語は英語の為、「トレードに役立てる」という点では、日経を読むよりもファイナンシャルタイムズブルームバーグロイターのほうが実践的な意味があります。

ブルームバーグ、ロイターもサイトにアクセスすれば記事のほとんどを読む事ができますが、別に記事の詳細を読み解く必要はなく、ヘッドラインだけを流し読みして何が話題になっているかを知るだけで十分です。

ちなみにブルームバーグ、ロイターも日本語版のサイトがありますが、翻訳の分だけ情報の更新が遅れる為、本家の英語版にアクセスした方がいち早く情報を得られます。

ちなみに私はメインで国内版ブルームバーグウォールストリートジャーナルを利用させていただいております!

前述したタイムラグ等は誤差の範疇だと解釈しており、実際あまり気にしておりません。